【書評】ジェフ・ベゾス 果てなき野望を読了しました
最近、ビジネス書籍を読んでも学びが少ないことが多いなぁとひしひしと感じていました。学びの少ない理由は、日常生活でアウトプットすることと課題を感じる機会が少ないからです。
まぁそんな前提がありつつ、どうしても気になっていた読まずにはいられなくなってしまったので、インフルエンザでずっとベッドで横になっている間、読みました。
体調悪くて、外出できないときのAmazonは便利だ。。。
まずどうして気になっていたのかというと、Amazon創業者のジェフ・ベゾスはどういう未来を描き、現在の姿になるまでどういった苦境があり、どうやって乗り越えてきたのかに純粋に興味を引かれたからです。
さて実際に内容はいろいろ学びになる点が多かったですが、私が特に印象に残ったのは以下の2点でした。
①顧客第一主義とはどういったことか
②目指すべき場所をぶらさず、達成するための手段が適しているかを常に考え抜くことの重要性
1点目、顧客第一主義というのは、Amazonだけでなくその他の会社も頻繁に主張していて、使い古された言葉だと思います。
ただ主張している企業でも実際に出来ている企業は少ないんじゃないかと思います。
(うちの会社もそうかもしれないです)
例えば、スタバのWi-Fiとか。各メーカーが売ってるパソコンとか、携帯も。Amazonも完全に出来ているわけではないと思うのですが、ユーザーの体験を重要視し、体験向上のために資金繰りや社内の状況が苦しくなってもどうにか乗り越えていく様子は好意的に見えました。
顧客のサービス体験を向上させればさせるほど、サービスとして研ぎすまされ結果的に競合追いつけないほどの優位性を手に入れていく流れなんだなぁと。
2点目の目指すべき点をぶらさず、常に手段と目的が一致しているかを考えていること
ジェフ・ベゾスがエブリシングストアをめざし、それを達成するための手段を考え抜き、実行している様子が描かれていました。日頃の仕事でも感じることですが、社内の事情や懐事情などによって、自然と目指しているところと検討している手段がずれていくことが起きることがあります。
面倒な社内の手続きなどによって、手段がゆがめられていくのは望ましくないですが、そういったことが起こってしまうのも現実です。
そういった状況がある中で、ジェフベゾスは目標に対して効く施策なのかをちゃんと意識して、実施判断している様子は経営者としてのあるべき姿だと思いました。
他にも学べる点はたくさんありましたが、気になった点を備忘録として残してみました。
また少し時間がたってから読み直そうと思います。